月別: 2023年8月

小学生のお子様の袴に古典柄を取り入れることは、特別なイベントや祝いの場での華やかな装いを演出する素晴らしい選択です。
古典柄の袴は、その美しいデザインや意味深な文様によって、お子様の個性や成長を引き立ててくれるでしょう。
この記事では、古典柄の袴の魅力と、古典柄の文様に込められた意味についてご紹介します。

□古典柄の袴の魅力とは？小学生のお子様の袴に古典柄を取り入れましょう！

古典柄の袴は、日本の伝統的な美意識と職人の技術が融合した素晴らしい作品で、様々な魅力を兼ね備えています。
近年では、上質さや高級感、伝統を感じさせる、などの点から人気が急上昇しています。

まず、古典柄には季節感や風雅を表現した模様が多くあります。
桜や紅葉、孔雀など、自然や四季の移り変わりをイメージしたデザインは、日本の美しい風景や風習を感じさせます。
日本の自然や文化をモチーフにしたデザインに豪華な刺繍や金箔を使った装飾が施されることで、華やかな雰囲気を演出します。

次に、古典柄は、日本の伝統的な文化や歴史に根ざしながらもさまざまなデザインや色合いが存在します。
その模様や色使いには古くから受け継がれてきた美意識や技術が反映されており、お子様の個性や好みに合わせて選ぶことで、自身のスタイルや個性を表現できます。

□古典柄の文様に込められた意味とは？

古典柄の中には吉祥文様と呼ばれる、幸運や縁起の良い意味を持つ模様が存在します。
以下では、代表的な吉祥文様とその意味をご紹介します。

1.鶴

鶴は、「鶴は千年、亀は万年」と言われ、長寿や幸福を象徴する縁起の良い鳥とされます。
鶴はデザインのされ方も様々で、「飛鶴文」と呼ばれる鶴が飛ぶ姿を描いたものや、「折鶴文」と呼ばれる千羽鶴や折り鶴を文様化した物などが人気です。

2.短冊

短冊と聞くと、七夕の願い事が思い浮かぶ方も多いでしょう。
短冊は平安時代に文様化され、日常の細やかなことや恋人への思いをつづる色紙として使用されており、着物の柄としては学問成就や仕事の成功が祈願されていました。

3.松竹梅

「松」「竹」「梅」は、日本の伝統的な「福寿草」として知られており、「松」は長寿や堅実さ、「竹」は繁栄や柔軟さ、「梅」は花の早咲きや希望を象徴しています。
この3つの植物は、寒い冬でも枯れることがないため吉兆とされ、日本文化や四季の中で特別な存在として縁起の良い意味を持つとされています。
これらの文様を袴に選ぶことで、お子様の成長と幸福を願い、立身出世や希望に満ちた未来を象徴する装いとなります。

□まとめ

古典柄の袴に込められた吉祥文様は、お子様の将来や幸福を祈る意味を持ちます。
それぞれの文様が持つ象徴的な意味を理解し、お子様の個性や願いに合わせて選ぶことで、特別な日の装いが一層の意味と輝きを持つものとなるでしょう。

小学生の卒業式や成人式など特別なイベントでは、袴が着用されますが、袴のサイズ選びやコーディネートには注意が必要です。
本記事では、小学生の袴のサイズの測り方とコーディネートのポイントについてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

□小学生の袴のサイズの測り方とは？

お子様に合った袴を選ぶためには、いくつかのポイントに注意する必要があります。

まず、裄丈とは、背中の首の付け根から手首までの長さです。
腕を斜め45度に伸ばし、首から肘までと肘から手首までの2段階に分けて測ります。
裄丈が65センチメートル以上ある場合は、通常の大人用サイズを選ぶことがおすすめです。

次に袖丈です。
袖丈は肩部分から袖の終わりまでの長さです。

また、袴丈は袴のひだが始まる部分から裾までの長さで、アンダーバストの5センチメートルほど下から垂直にメジャーを下して測ります。

草履やブーツを合わせる場合には、それぞれの長さにも注意が必要です。
草履は足のくるぶしくらいまでの長さ、ブーツはそれより少し短めの丈にするとおさまりが良くなります。

なお、小学校の卒業式は体育館などで行われることが多く、上履きに履き替えなければならないかもしれません。
上履きにはヒール部分の高さがないため、袴丈が長過ぎると裾を踏んでしまったり、引きずってしまったりするため注意しましょう。

□背丈に合わせた袴のコーディネートのポイントとは？

＊小柄なお子様

小柄なお子様は、明るめの色、小ぶりな柄、袴と着物を同系色にまとめることがおすすめです。
パステルカラーやピンクなどの明るく温かみのある色を選び、可愛げな雰囲気を活かすコーディネートを意識しましょう。

また、梅や桜などの小ぶりな柄が似合いやすいでしょう。
大きめの柄の袴の場合は余白を多めにとっているものを選んでバランスを整え、シンプルな柄は少し寂しく見えがちなので、避けた方が無難かもしれません。

＊大柄なお子様

大柄なお子様は、濃い色、総柄、大きな柄、袴と着物を反対色にするのがおすすめです。
はっきりした濃い色や、ストライプのように縦に柄の入ったものにするとスタイリッシュな雰囲気が引き立ちます。
また、袴と着物を反対色にすることで、コントラスト効果でスタイルの良さが引き立つため、全体的にすっきりと洗練されて見えるでしょう。

□まとめ

袴選びは、お子様の体形や成長に合わせて適切なサイズを選ぶことが大切です。
小柄なお子様には明るめの色や小ぶりな柄、大柄のお子様には濃い色や大きな柄を選ぶことで、お子様の雰囲気が引き立つでしょう。
この記事が、納得のいく袴選びができる一助になりましたら幸いです。

卒業式は最愛のお子様の晴れ舞台ですよね。
ほとんどの親御様は写真を撮る際に、可愛い姿で我が子を写真に収めたいと思うはずです。
そのため、袴を選ぶだけでなく、どのような髪飾りをつけるべきか迷われている保護者も多いのではないでしょうか。
今回は髪飾りをつける必要性と種類について解説していきます。
髪飾りをつけようと考えている保護者にとって必見の内容です。

□袴に合わせる髪飾りは必須？

袴に合わせる髪飾りは顔周りを華やかにするためにもつけておきましょう。
特に、お友達と写真を撮る際に、髪飾りがあることで、写真映えを期待できます。

髪飾りがなくても、編み込みのおさげやくるりんぱで作るまとめ髪のようにヘアアレンジすることで、華やかさを出せ、写真映えも出来るとお思いの方も多いかもしれません。
確かに、髪飾りがなくてもヘアアレンジ等で華やかさを出すことは可能ですが、つまみ細工やかんざしのような髪飾りをつけることで、ヘアアレンジした髪を引き立てる効果を持たせます。

□袴に合わせる髪飾りにもさまざまな種類がある！

袴に合わせる髪飾りにはさまざまな種類があります。
以下はあくまで一例ですが、どのようなものがあるか見てみましょう。

・つまみ細工

ちりめんの布から作られた髪飾りです。
つまみ細工は和の雰囲気を持たせながらも、かわいらしい印象に仕上げられるのが特徴です。
そのため、和風な袴とのバランスが良いです。

・アートフラワー

ポリエステルのような素材を使った造花です。
卒業式や結婚式などの式典で繰り返し使えます。
花の種類や組み合わせを変えればさまざまなバリエーションがあり、華やかな印象を持たせられます。

・生花

本物の花ならではの美しさがあります。
ただ、生花を髪飾りとする場合は下処理が必要なケースが出てきます。
例えば、大きな百合の花を使った髪飾りでは、茎の長さを調節したり、しおれないようにするために水分を含ませたコットンを巻いたりといった下処理が必要です。

・リボン

髪に大きめなリボンをつけることで、「ハイカラさん」と呼ばれる昔ながらの女学生スタイルを作れます。
レトロな雰囲気の袴で、大正ロマン風の着こなしを求めている方はリボンを選択してみることをおすすめします。

□まとめ

今回は袴に合わせる髪飾りの必要性と種類について解説しました。
髪飾りがあることで、顔周りを華やかにでき、写真映えを期待出来ます。
また、髪飾りにもたくさんの種類があるため、袴の色や髪型とのバランスで決めてみてもいいかもしれませんね。

Maiでは、小学生の卒業袴のレンタルだけでなく、髪飾りのレンタルや着付けも行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

卒業式で袴を着たいと思っていても、いつからお店が袴のレンタルを開始するのか分からなければ予約できません。
今回は、小学生の卒業式でのレンタル袴の開始時期と袴で卒業式に参加する場合に注意しておくことについて解説します。

□小学生の卒業式のレンタル袴はいつから予約できる？

それぞれのお店によって異なりますが、レンタル受付の予約時期は卒業式が始まる約1年前の春・夏頃です。

小学生の場合、お子様が成長期で親御様が袴を選ぶ時期を見定めるのが難しいことがあります。
早めの時期に予約しすぎると、卒業式当日に袴のサイズが合わなくなることがあるからです。

しかし袴を選ぶ時期が遅すぎても、人気の柄からなくなりお好みの袴をお選びいただけない可能性があります。
そのため、店舗で袴を選ぶ際には一度早い時期に店舗に足を運んでいただくのがおすすめです。

□袴で卒業式に参加する際の注意点

お子様にとって特別な日である卒業式を悔いなく過ごすために、袴で卒業式に参加する際の注意点を紹介します。

＊トイレの行き方

ほとんどのお子様が袴を着て過ごす中で、最も心配する場面はトイレでしょう。
スカートと袴は構造が同じであるため、用を足す際に脱ぎ履きしなくてもかまいません。

ただ袴の裾丈が長いため、袴の裾がトイレの床についてしまう恐れがあります。
袴を床につけずにトイレに入る場合は以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

・着物の両袖を帯に挟む
・着物、袴の裾を一枚ずつ持ち上げる
・肌着で包んで固定する

＊履物の選び方

一般的に袴の着用時は草履が主でしたが、最近はショートブーツを履く方も増えています。
足元が草履の場合脱ぎ履きのしやすさが大きな魅力ですが、履き慣れていなければ鼻緒擦れを引き起こす可能性もあります。
草履を履く場合は十分な靴擦れ予防を行っておきましょう。

一方で、足元がブーツの場合、ブーツの形によりますが歩きやすさや防寒対策においてはメリットがあります。
ただし履き替えに時間がかかる場合があるため、履き慣れたブーツを選ぶのがおすすめです。

＊防寒対策の仕方

式典は体育館で行われますが、多くは暖房設備がないため冷え込みが予想されます。
そのため、十分な防寒対策をしなければいけません。
例えば、ヒートテックのような厚手の肌着を袴の下に着たり、足元が草履の場合は、ソックス足袋を二重に履いたりしましょう。

□まとめ

卒業式は多くの人にとって特別な1日であるため、準備の段階からしっかり早めに動くことが大切です。
袴のレンタルは1年前の春・夏頃から始まるのが一般的です。
袴は早いもの勝ちですので、一度早めにご来店いただけると安心です。
親御様やお子様にとって大切な一日を過ごせるように、本記事の注意事項もぜひ参考にしてみてください。

小学生の卒業袴について疑問点がある場合は、お気軽にMaiまでご相談ください。