お子様が小学校の卒業を迎えられる皆様、おめでとうございます。
中には卒業式に袴で出席する予定があり、特別な晴れ着に胸を膨らませているお子様もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし袴を着るような経験は親御様でも少ないでしょうし、専門用語がよく分からないという方も多いでしょう。
そこで今回は、お着物を着る際の必需品としてよく聞く、肌襦袢についての疑問にお答えします。
□肌襦袢とは?
肌襦袢とは、着物を着る際に中に着る、着物用の肌着のことです。
着物は汚れると洗濯が大変ですので、汗が着物に直接つかないように肌着代わりに襦袢を着用します。
肌襦袢はほとんどが吸汗性に優れた綿で作られていて、家庭用の洗濯機でも洗えるためお手入れも簡単です。
また滑りのよい生地は、着物の足さばきをサポートする役割も担っています。
特に袴を着慣れないお子様は、快適に着物を着るためにも下に肌襦袢を着ておくのがおすすめです。
肌襦袢は主にワンピースタイプと上下セットタイプの2種類があるので、お子様が着やすい方を選んでください。
肌襦袢と似た「長襦袢」という襦袢もあります。
こちらは肌襦袢とは別物で、肌襦袢と着物の間に着るアイテムです。
長襦袢は汚れから守るより見た目を綺麗にすることを目的としており、着用した際の衿元や袖口を綺麗にして着崩れを防いでくれるので、卒業式に袴を着る方は間違えず用意しておきましょう。
□小学生が着用する肌襦袢
ここまでは肌襦袢についての基礎知識を解説しましたが、小学校の卒業式で袴を着用されるお子様にとってはここからが重要です。
ひとつずつ見ていきましょう。
*長襦袢の長さは?
長襦袢の長さは身長の約8割が目安で、着用時に裾がくるぶしあたりにあるのが理想です。
あくまで目安なので多少前後しても問題ありませんが、長すぎると着物の裾から襦袢が見えてしまって見た目が綺麗ではありません。
もし長すぎる場合は、着物と同じようにおはしょりを施しましょう。
*代用品はある?
小学生の卒業式のためだけに肌着を買うのをためらってしまう方は、普段使っている肌着を着てもらっても大丈夫です。
ただし着物を着た際に襟から肌着が見えてしまっては、せっかくの晴れ着が台無しです。
襦袢も含めた一式レンタルもできるので、セットレンタルも活用しながら可能なら肌襦袢を用意しましょう。
□まとめ
今回は、袴を着る際に一緒に準備していただきたい襦袢についてご紹介しました。
襦袢は着物の肌着代わりになるものですので、お着物を汚さないためにもなるべく着用してください。
小学生の卒業式に袴を着るのはお子様にとっても親御様にとっても初めての経験かもしれませんし、分からないことも多く不安もあるでしょう。
Maiでは豊富な経験と確かな知識を持った専門のスタッフが、豊富な色味の着物と袴をご用意してお待ちしています。
もしご不明な点がございましたら、お気軽にMaiまでお問い合わせください。