小学校の卒業式は、子供たちにとって大切な節目のひとつで、袴を着ることで特別感と成長の喜びを分かち合えます。
しかし、卒業式で袴を着ることに対する意見はさまざまです。
この記事では、小学生が袴を着ることに対する世間の声をご紹介します。
□小学校の卒業式に袴を着ることに対して多くの方はどう思うのか?
小学校の卒業式に袴を着ることに対しては、賛成意見や反対意見として以下のようなものがあります。
*賛成意見
・子供や親の自由
・個人の自由、表現の自由
・学校が認可しているのであればわざわざ規制する必要がない
・派手すぎたり場違いな時だけ注意すれば良い
一度きりの小学校の卒業式なので、学校から禁止されていなければ子供が着たいものを着させてあげたい、という意見が多いようです。
ただし、派手なメイクで浮いてしまったり、大きな髪飾りで周りの子に迷惑をかけないような工夫は大切ですし、トイレや歩行時などの注意点を事前に子供にも説明し、問題なさそうかどうかの親の判断も重要です。
*反対意見
・歩行時や登壇時に転倒する恐れがある
・袴の子供だけが目立ってしまう
・費用が掛かるため経済格差の露呈が懸念される
・派手、華麗過ぎて似つかわしくない
・先生の手を煩わせる
やはり袴は普段着慣れないため、トイレのたびに先生の手を煩わせたり、転倒して怪我してしまったりと、小学生のお子様が自分だけでは管理しきれないため反対されることが多いようです。
□卒業式で袴を着るときに注意すべきポイントとは?
卒業式で袴を着る際には、子供の安全と快適さを最優先に考え、以下の3つのポイントに注意することが大切です。
1.トイレの練習
袴を着た状態でのトイレの仕方としては、着物の両袖の部分を袴と帯の間に挟み、袴を一枚ずつめくって持ち上げる方法が一般的です。
この方法を練習しておき、トイレに行く回数を減らせるように水分をとりすぎないことも意識しましょう。
2.防寒対策
3月は依然として寒いことも多いので、ヒートテックや腹巻、レギンスなどの防寒対策が必要です。
卒業証書を貰うときに腕を上げるので、ヒートテックは七分袖、襟ぐりは肌着が見えないように広く開いたものがおすすめです。
3.着崩れしにくいように動作に気を付ける
離着席のタイミングや階段の昇り降り、トイレのタイミングなどで着崩れすることが多いため、袴の前後を少し持ち上げる、裾を踏まない、などのポイントを押さえておくと良いでしょう。
□まとめ
小学生の卒業式に袴を着ることに関して世間の意見はさまざまであり、伝統と格式を重んじる人もいれば、子供らしさや経済的な負担を考慮する人もいます。
最終的な決定はご家族や関係者とよく相談し、子供の意見も聞きながら慎重に行ってください。
最高の思い出となるような卒業式を迎えることを願っています。