浴衣をもっと格好良く!男性向けの帯の結び方と着こなしの秘訣

浴衣を着る機会が増えるこの季節、せっかくなら周りから「お洒落だな」と褒められるような、こなれた浴衣姿を手に入れたいですよね。
しかし、帯の結び方や着こなしのポイントが分からず、自信がない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、浴衣を着る際に「もっと格好良く見られたい」という男性に向けて、簡単に理解できる帯の結び方や着こなしのポイントを紹介します。

□こなれ感を演出する浴衣の着こなしポイント

浴衣を着た際に、周りの目を惹きつける「こなれ感」は、ちょっとした工夫で簡単に演出できます。
ここでは、浴衣の着こなしで重要な5つのポイントを紹介します。

1:衣紋は抜かない

男性の場合、首の後ろ部分の衣紋は抜かないようにしましょう。
衣紋が抜けていると、だらしない印象を与えてしまい、せっかくの浴衣姿が台無しになってしまいます。
首にピッタリと添うように意識して、衣紋が抜けないように着付けましょう。

2:胸元は詰め過ぎず開き過ぎず

胸元の衿合わせは、涼しげにゆったりと開けるのがポイントです。
ただし、開け過ぎるとだらしなく見えてしまうので注意が必要です。
洋服でいうところのシャツのボタンをいくつ外すかと同じように、開け具合で浴衣姿の印象は大きく変わります。

3:裾広がりはNG

浴衣の裾が横に広がってしまうと、野暮ったく見えてしまいます。
しっかりと下半身に沿うように裾を決め、裾広がりにならないように注意しましょう。

4:帯は腰に巻く

浴衣の帯は、ウエストではなく腰骨に掛けて巻くのが基本です。
帯をウエストの位置で締めてしまうと、裾広がりの原因にもなります。
腰骨に掛けて巻くことで、全体の着姿がバランス良く決まります。

5:タオルを上手に活用

細身の人は、腰紐や帯が浮いてしまうことがあります。
そんな時は、タオルをウエストから腰のあたりに巻いて、ボリュームを出すと全体のバランスが取りやすくなります。
タオルを活用することで、腰紐や帯も安定し、よりスッキリとした着こなしを実現できます。

□男性向け帯の結び方

男性向けの浴衣帯の結び方は、一見難しそうに見えますが、手順を覚えれば簡単にマスターできます。
ここでは、男性向けの帯の結び方をステップバイステップで解説していきます。

1:帯を胴に合わせ、右側を35cm前後残して、左側の長い方で上から被せて固定し巻いていきます。
この時、短い帯は半分に折っておきます。

2:2巻き(帯が前で2重になっている)状態で、余りが多い場合は3巻きにします。
長い方の帯が床を擦らない長さに なったら、残りは左脇にU字に折り返します。

3:U字に折り返す時に、先ほど残した短い帯よりも少し長めになるように調節します。

4:半分に折った短い帯を下に、巻いた広い帯を挟むようにし、しっかりと結びます。

5:しっかりと結んだら上の広い帯を、下に下ろします。

6:広い帯の方を折り曲げたら、短い方を斜めに差し込みます。

7:両先端を引っ張り上げてしっかりと結びます。

□まとめ

この記事では、浴衣を着る際に「もっと格好良く見られたい」という男性に向けて、簡単に理解できる帯の結び方や着こなしのポイントを紹介しました。
浴衣を着る際は、衣紋を抜き過ぎない、胸元は詰め過ぎず開き過ぎない、裾広がりにならないように注意し、帯は腰に巻くことを意識しましょう。
また、タオルを上手に活用することで、よりスッキリとした着こなしを実現できます。
これらのポイントを参考に、今年の夏は最高の浴衣スタイルで楽しんでください。