小学生にとって、着物を着る機会というのはなかなかないものです。
そんな記念すべき日に、袴を着て華やかに彩りたいと考える親御さんや小学生は多いでしょう。
しかし、袴の着付けは初めての方にとっては難しいです。
今回は、初心者でも簡単に袴を着付けられる方法や意識したいポイントをご紹介します。
□小学生の袴を簡単に着付けする方法
1.準備するものをチェック
袴の着付けを始める前に、必要なものをすべて揃えましょう。
着物、袴、そして小物類を一箇所に集め、長襦袢に半衿がついているか、衿芯が正しく入っているかを確認します。
準備が整ったら、いよいよ着付けのスタートです。
2.肌襦袢を着る
着物の美しいシルエットを作るためには、補正が重要です。
特に小学生の場合、胸下にタオルを巻いて補正することで紐の食い込みを防ぎ、着崩れを予防します。
肌襦袢を着る際には、右側が上になるように衿を整えましょう。
3.長襦袢を着る
長襦袢を着る際も、衿の合わせ方に注意してください。
腰紐でしっかりと固定し、衿元の緩みがないように伊達締めを使います。
これで基礎の着付けが完成し、次は着物を着る工程に移ります。
4.着物を着る
着物を着る際は、長襦袢との衿の重ね具合に注意し、シルエットが美しくなるように整えます。
腰紐と伊達締めを使って、着物の位置を固定しましょう。
5.袴下帯を締める
袴下帯は、袴の着付けにおいて非常に重要な役割を果たします。
帯をしっかりと締めることで袴の位置が安定し、動きやすくなります。
6.袴を履く
最後に袴を履きます。
袴下帯と袴をクリップで固定し、前紐を適切に結びます。
全体のバランスを見ながら紐の位置やリボンの形を整えれば、着付けは完了です。
□袴の着付けのポイント
*腰回りの補正は入念に行おう
袴の着付けで最も大切なのは、腰回りの補正です。
タオルを使ってしっかりと補正することで着崩れを防ぎ、帯の位置も安定します。
*帯の締め方
帯は袴の着付けを安定させるために、きつめに締めることが重要です。
補正用のタオルがあれば、締め付け感も軽減されます。
*着付けの練習をする
着付けは練習が必要です。
レンタルした袴が届いたら、卒業式までに何度も練習を重ね、当日を迎えましょう。
□まとめ
今回は、小学生の着物の着付け方法をご紹介しました。
初めてでも簡単にできるように、手順を丁寧に解説しました。
この記事が、着物を着る小学生とその保護者の方々のお役に立てば幸いです。
何か疑問点があればMaiまでお気軽にご連絡ください。