卒業式は、子どもたちの大切な一日で、特に小学校の卒業は、子どもたちにとって大きな節目です。
この特別な日に、息子さんを袴で素敵に装うことは、親御さんにとっても感慨深い瞬間ではないでしょうか。
しかし、袴の着付け方がわからないという方は多いでしょう。
今回は、男子小学生の袴の着付けを簡単に行う方法と、卒業式当日の準備について解説します。
□小学生男子の袴の着付け方法
まず、必要なアイテムを確認しましょう。
・着物
・袴
・角帯
・羽織
・羽織紐
・長襦袢
・腰紐3本
・伊達締め1本
・雪駄
・足袋
・肌着
・フェイスタオル
以上のものが着付けに必要です。
フェイスタオルは補正用として使います。
1:補正方法
フェイスタオルを長く折り、胴に1から2枚巻きつけます。
これにより体型を整え、着付けがしやすくなります。
腰紐で固定するのがおすすめです。
2:襦袢の着付け
襦袢は、背中を正面にして左側が下、右側が上になるように着ます。
襦袢から見える長さが適切か確認し、必要に応じて長さを調整します。
3:着物の着付け
背中心をクリップで固定し、着物の袖に襦袢の袖をしっかりと入れます。
着物も襦袢と同じく左側が下になるように着付け、腰紐で固定してください。
その後、伊達締めを使用して帯の土台を作ります。
4:角帯の結び方
帯を背中で交差させ、前で折り返し、再び背中で結びます。
このとき、帯の結び目が中心に来るように注意してください。
5:袴の着付け
袴の前後を確認し、スカート状の袴なら足を通して、前紐を角帯にかけて背中で結びます。
紐がずれないように角帯に結びつけ、袴のへらを紐にかけて固定します。
6:羽織の着方
最後に羽織を羽織ります。
羽織紐は取り外して使用しましょう。
□小学生の卒業式当日の準備とタイムスケジュール
卒業式当日は早めの準備が必要です。
*起床時間
卒業式の開始時間にもよりますが、5時から7時に起床しましょう。
自宅から卒業式の場所までの距離によっても起床時間は変わります。
*着付けとヘアセットを開始する
着付けとヘアセットの開始時間は予約時期により異なりますが、通常は6時から8時の間です。
卒業式が10時の場合、8時過ぎに着付けを開始するのが理想的です。
*お母様のお支度
お母様の着付けやヘアセットも考慮に入れると、時間の余裕を持って準備を始めることが重要です。
□まとめ
小学生男子の袴の着付けは、正しいアイテムと手順を知れば簡単に行えます。
着付けにはタオルを使った補正方法や、帯の結び方などのポイントがあります。
そして卒業式当日の準備としては、起床時間から着付け、お母様の準備まで考慮したタイムスケジュールを立てることが大切です。
これらの準備を整えて、息子さんの特別な日を、よりスムーズで忘れがたいものにしましょう。