最近の小学校の卒業式では、お子様が袴を着て出席することもあまり珍しくなくなりました。
ニュースで取り上げられる小学生の卒業式も、袴を着ているお子様が数名いるのを見かけます。
しかしいざお子様が袴を着たいとおっしゃった時に、何を用意すればいいのはと言われるとピンときませんよね。
今回はお子様が卒業袴を着るにあたって用意するべきものや注意点をご紹介します。
□袴を着るのに必要なもの
袴を着ることが決まったら、用意するのは着物と袴だけではありません。
以下にリストアップしたので、どんなものが必要かチェックしてみましょう。
【用意する物】
・着物
・袴
・帯
・草履orブーツ
・足袋or靴下
・巾着orバッグ
・重ね衿
・肌襦袢
・長襦袢
・衿芯
・前板
・伊達締め(2本)
・腰紐(4~5本)
・タオル(体形補正用・1~5枚)
・裾除け
袴は着物よりも準備物が多く、着付け自体も難易度が高めです。
もし着付けに不安がある場合は、上記の他に着付けを助けてくれるマジックベルトや着付けベルトなどのアイテムを使うか、プロに着付けをお願いすることをおすすめします。
また卒業式のある3月は、春とは言えまだ寒さが残る季節です。
防寒対策に不安のある方は、インナーにヒートテックを着用しましょう。
ただし衿や裾からヒートテックが見えるとだらしないので、衿元がV字に空いている七分丈のヒートテックを選んでください。
□袴を着用する際の注意事項
ほとんどの小学生のお子様は、袴を着て動くことにあまり慣れていないでしょう。
そのため、卒業式で袴を着用する前にはいくつか確認しておきたい注意事項があります。
*学校は袴を許可しているか
そもそも小学校の卒業式に袴の着用を許可していない学校もあります。
お子様と袴を選びに行く前に、卒業式に袴で出席してもいいか学校に確認を取っておいてください。
*着崩れた時に直せるか
袴で動くのに不慣れなお子様がいつも通りに動いていると、ふとした拍子に袴が着崩れてしまうかもしれません。
着崩れを直すのは非常に難しいので、着崩れしない動き方をお子様と練習しておきましょう。
特に意識すべき所作は、椅子に座る時と階段を上り下りする時の動作です。
・椅子に座る時
袖が床に擦らないよう、着席時に折りたたんで膝に乗せる。
・階段を上り下りする時
袴の両脇のスリット部分に手を入れて袴をしっかり持ち上げて移動する。
上る時は裾の前部分、下りる時は裾の後ろ部分を持つ。
*袴でトイレに行けるか
袴は布の量が多くかさばる上、トイレでは汚れないように気をつけなければいけません。
普段のスカートと一緒と思わずに、1回は自宅のトイレで練習しておくのがおすすめです。
また裾をめくるのが大変な場合は、洗濯バサミで帯に留めるのも方法の1つです。
□まとめ
小学生最後の晴れ舞台で袴を着たいというお子様のご希望を叶えるために、たくさんの物を用意したり、お子様とも協力しながら準備を進めたりしなくてはいけません。
タスクが多く大変かもしれませんが、卒業式に袴で壇上に立つお子様の姿はその分輝いて見えるでしょう。
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